先日久しぶりに愛媛・砥部焼の里を巡ってきました。中田窯さんでは定番の染付けのうつわに加えて、数年前から取り組んでおられる加彩色シリーズを少しいただいてきました。この加彩シリーズは当店でも大人気で、入荷するとすぐに売約になってしまうほど。中田窯さんは個人窯のために出来る数にも限りがありますが、今回はテーブルギャラリーのような小さな企画展で皆様にぜひご覧いただきたいと思います。

中田窯さんは梅山窯で修行したのちに独立。旧広田村（現在は砥部町に併合され砥部町広田）でうつわを作り続けています。民藝の鈴木繁男さんに感銘を受け砥部焼の古典柄を多く手掛けるほか、釉裏紅（ゆうりこう）とよばれる、鮮やかな紅色が特徴の技法を得意としています。そのほか積極的に様々な技法に取り組まれていて、中田窯さんを訪れる度にで何か新しいうつわがないか探すのが、砥部焼の里を訪れる楽しみのひとつです。

「砥部焼・中田窯　テーブルギャラリー」

会期：令和3年2月18日（木）～3月7日（日）

場所：花森家具　静岡両替町店店内スペースにて