ロゴ

menu
menu

お知らせ News

民芸のまち松本を巡るツアー その2

松本民芸館を後にして向かったのは、昼食会場である「しづか」。

「しづか」さんは、昭和37年にこの地に移転して来た際に、松本民芸家具を創設した池田三四郎氏が内装をてがけ、調度品や家具までを総合的にプロデュースしたお店。観光客、地元の人を問わず人気のお店です。
こちらでしづか創業以来のメニューおでんをはじめ信州の郷土料理を味わいました。参加いただいたお客様同士でお話も盛り上がったようでした。

お腹も満たされたところで、いよいよ松本民芸家具の工場見学へ。池田三四郎のお孫さんで、現在松本民芸家具の常務取締役、池田素民さんにご案内いただきながら、家具づくりの工程をゆっくりと見て回りました。

工場内で寝かせてある材料の説明。家具作りには樹齢100年を超える木を使用しており、家具として使われるまでに相当長い年月を要します。

おおまかに材料を切り出す工程は機械を使います。木の癖を読んで、将来的な木の動きを予測した上で木取った材料から、各パーツを切り出していきます。

細かな鉋がけの作業や、小刀での面取り作業などを間近で見学しました。

ラッシ編みの工程、ちょうど大物のベンチを編んでいるところで、編みの工程を分かりやすく見学できました。
普段使っている家具が作られている工程見学をとおして、木が育つ年月を考えると非常に長い時間をかけて家具が出来上がること、家具の細部にわたって職人の細やかな手仕事が息づいていることをご覧いただき、皆様も使っている家具にさらに愛着をもっていただけたようでした。
(その3につづく)